本日まで、沖縄にいます♪ その目的のひとつが、ダイビング体験をすること♪
ネットで検索をして、親切に教えてくれそうなダイビングスクールを探して予約をしました♪
私の勝手な計画では、5日間の沖縄滞在のうち、初日にダイビング体験。そして、そのままライセンスを取る、という行き当たりばっちりな計画を立てていました。ところが、天候の都合で、体験は三日目に。今回の旅行で、ライセンスを取ることは不可能にになりました・・・。
そして、体験スキューバダイビングは、ケラマブルーで有名な、私の憧れの慶良間で行われることになっていたので、ラッキーと思っていました♪ ところが、体験の当日の波が高くて、慶良間からナガンヌ島に、変更。
私は大抵のことは、お任せで生きているので、ノープロブレムです♪ 日にちが変更になったら、仕方ない♪ 行き場所が変わっても、仕方ない♪
「まあ、仕方ないよね♪」という素適な口癖を頻繁に使うと、お任せで生きられるようになるかも♪ 執着が外れていきます♪
さて、ダイビング体験ですが、私は水泳部で泳げます。が、ダイビングに関してはズブの素人(笑)。でも、インストラクターが懇切丁寧に教えてくれれうはず、という「行き当たりばっちり」な想定で行きましたが、大きく想定を覆されました(苦笑)。
那覇の泊港から、ナガンヌ島に向かう30分間の船の上で、ダイビングの洋上レクチャーを受けます。
冗談が大好きなダイビング会社の男性社長さんが、危険と恐怖を刷り込んでくれます(笑)。
「ダイビングは危険なスポーツ。先週も51歳の埼玉県の食料会社の社長がダイビングで、沖縄で亡くなっている。」
「こんな恐ろしい仕事(ダイビングショップの仕事)、普通はやらない」
「知り合いのダイビングショップで、先日、死亡事故があった。ところが、死亡事故になると『自己責任だよね』と、お客のせいにする傾向がある。しかも、死亡事故があったダイビングショップは、事件後にショップの名前を変えて、さも無事故であるように、ぬくぬくと営業する。」
こんなダイビングショップの闇も教えてくれます(苦笑)。楽天家の私ですが、
「ダイビング、こわ!!」と、ちょっとびびります(笑)。
不安、恐怖は、潜在意識をあっという間に支配します。久々に、不安・恐怖で満たされる自分を体験しました(苦笑)。
「ダイビングで一番大事なのは、呼吸。呼吸をちゃんとしてれば、死なないから。そして、急浮上、これだけはダメ。急浮上をすると、死ぬ確率が上がるから絶対だめ。」
「あとはね、耳抜き。これは、海に入るために充分に練習するから大丈夫。
「そうそう、呼吸のチェックもするから。ボンベを背負って、正しく呼吸できているかどうかは、吐いている泡を見ればわかる。」
こんなことを男性社長から、言われて「まあ、大丈夫か」と安心しました(笑)。
ダイビング前の「これから、初体験が楽しみーーー♪♪」という余裕の顔です(笑)。
さて、いざダイビング♪ 冗談大好きの男性社長が、優しく手取足取り教えてくれると思ったら、20代の若いお姉ちゃんに、インストラクターが鞍替えされました(苦笑)。
私にボンベを背負わせて、
「では、海に入って下さい」
「??????????」
耳抜きのレクチャーは???? きっと海に浮かびながら教えてくれると思って、とりあえず海にザブン。
「顔を付けてみてください。」
1分ほど、プカプカ浮かびながら顔を付けていると、
「では、潜ります」
「?????????????????????」
呼吸のチェックは????
耳抜きは教えてくれないの?????
もし、マスクのなかに、海水が入ったらどうするの?????
そんな疑問がありつつも、きっと1メートルずつくらいゆっくり海に潜っては海面に出て、を繰り返すと思って、言いなりになって潜りました。
ところが、どんどん背中を押されて、海深くに押しやられます(苦笑)。耳抜きのやり方を教わってないので、早速頭が痛くなり、海のなかで
「アタマ、イタイ」のサイン。すると、一度、海面に上がりました。
「あの、耳抜きってどうやるんですか?」と聞くと
「耳抜きっていろんな方法があるんで、いろいろ試して下さい」という回答・・・・・。
しかも
「耳抜きだけは、その人の体感なので、私は教えられません。自分で工夫してください。」
あおーーーー、なんてエスなんだ! このお姉さんは!! 陸と船の上では優しかったのに、海に出ると別人のようにマウントしてきます(苦笑)。
でも、呼吸のことだけは譲れないので
「さっき、社長に呼吸のチェックをすると言われたんですけど。私の呼吸、OKですか?」と聞いたら、
「苦しくなかったら大丈夫です。苦しいかどうかは、私にはわからないので。」
あおーーーーー、なんてドエスなんだ!! このお姉さんは!!!
これから水深10メートルを潜ります。ということは、このお姉さんに、私の命を預けることになります。名前すら聞かされていない、このドエスなお姉さんと心中は、絶対にしたくない、という「執着」が出てきました(苦笑)。
耳抜きと呼吸のやりとりで、このお姉さんに対する信頼は失墜しました(苦笑)。信頼関係のない相手に命を預けるギャンブルは、やりたくありません(苦笑)。でも、
「何かあったら、アピールすればいいか」と、腹をくくって潜ります。
再び、海水に潜り、酸素ボンベのバルブをくわえて、海水が一切はいらないように、唇をきつーく結んで、とにかく呼吸だけして、生きて帰れるように、生き延びるために、その後の数十分間を過ごしました(苦笑)。
魚がキレイでした♪ でっかいウミガメもいました♪
が、とにかく、このドエスのお姉さんから解放されて、生きて船の上に戻ることだけを考えていたので、
美しい魚を見ても、岩場にひそむでっかいウミガメをみても、そのウミガメに触っても、まったく楽しめません・・・。
耳抜きは、自分なりの方法で、なんとかできるようになり、深く潜ることはできました。呼吸は、あひる口にして、呼吸をスーハー、スーハー、必死に呼吸しました(苦笑)。
さて、最深部に到達したところで、不気味な音がなります。
「ピピピピピ」
???????????
ダイビングで亡くなる死因のひとつが機材トラブル。
「まさか、機材トラブルが起こったのでは???」
そう思うと、またまた不安に・・・。ところが、海中なので、ドエスのお姉さんに、
「この音は何の音?」と聴くこともできません・・・。
3分ほど経つと、もう一度
「ピピピピピ」と鳴ります・・・。
「ボンベから酸素がなくなりつつあるのでは???」と、また変な不安が頭をよぎります(苦笑)。
このあとは、死んだ気で、ただただ浮上するまでの時間を待ちました(苦笑)。この一年で、もっとも長い恐怖の数十分を味わいました(苦笑)。
長かった・・・。
ようやく、ダイビングが終了。
船の上に上がると、もはや廃人のようになりました(苦笑)。全集中で生き延びることだけを考えていたので、相当に体力を持って行かれたようです・・・。
「やっと、陸地に帰れる♪」と思ったら
「では、二本目やりまーす」
あおーーーーーー。もう一度、あの恐怖体験をするのか????
14000円も払っていますが、ソッコーで
「パス!!!!!!! 潜りません!!!!!!」とお断り。
ダイビング会社の社長は、
「なんだ、吉岡さんが(ヨシカワが、ヨシオカになっている)、ウミガメに襲われて死ぬところが見たかったのに」という笑えない冗談(苦笑)。
私は、「ドエスのお姉さんに、押しくくられて死ぬほうが確率がよっぽど高いわ」という言葉すら出す気力もなく、放心状態。
ドエスのお姉さんが、
「じゃあ、シュノーケリングをしますか?」と言うので、シュノーケリングの機材を借りて、5分だけプカプカ浮かんでいました。
さて、ダイビングが終わり、ホテルにもどる車の中、
「今日の写真は、有料ですか?」と聞きました。海底で、ウミガメさんと記念写真を水中カメラで撮ってもらったので。
「無料なので、ラインで送りますね」とドエス姉さんが、愛想よく言ってくれましたが、二日たってもまだ送られてきません(苦笑)。
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ということで、人生初のダイビングはほろ苦い体験になりました。
私たちの会社に「安正速楽」という言葉があります。物事を覚える順番です。
まずは、安全な方法を学ぶ。その次に正しい方法。そして、速くやる方法。すると楽しくなる、というものです。
今回のダイビングショップさんは、
「安全にダイビングをする方法」を端折ったため、お客様である私に安心感を与えることができず、素晴らしい海中を全く楽しめないという体験につながりました。
教えるほうは、何千回も教えます。学ぶほうは、初めて。しかも、命の危険が高いダイビングだから、より安全な方法を正確に伝えないとなあ、と海の底で、心底、感じていました(苦笑)。
「ヨシオカさん、今度は家族を連れて来て。12歳から、ダイビングはライセンスとれるから。」と社長から言われましたが、
ただただ苦笑いしかできなかった・・・・・。
「沖縄のダイビングショップは1000軒以上もあるけど、最近は反社の人とか半グレの人が経営するところもあって、困っている。うちは15年、無事故だから。」
そう安全性を強調していましたが、まったく安全性を感じられない、ほろ苦いダイビングになりました(苦笑)。
実は、ダイビングライセンスをとって、海中ゴミ拾いにチャレンジしたかった・・・。美人ダイバーが、沖縄でそんな体験を売っています♪ 彼女と一緒に潜ってゴミ拾いをする、という夢は、ツユと消えました(苦笑)。スキューバダイビングは私には合わないみたい。
今後は、今まで通り、素潜りとシュノーケリングで可愛く過ごします♪ 深く潜ることも素適ですが、なんとなく海の聖域を荒らしているような気にもなります。
ナガンヌ島に、ウミガメが生息しているのですが、ダイビングのハイシーズンになると、いなくなるそうです。人間があまりにうざいので、いなくなるのでは、と、船長さんが言っていました。
映える写真をとるために、休んでいるウミガメを刺激して、こちらを向かせたりと、気が休まらないのかもしれませんね(笑)。
人間にも、尊重と礼儀と感謝を♪ そして、動植物にも改めて、尊重と礼儀と感謝で生きたいですね♪
ちなみに、海上でポイ捨てをすると、最高で罰金が1000万円!! 船の上から、タバコの吸い殻をポイして、ウミガメが飲み込むと、ニコチン中毒で死ぬそうです。実際には、漁師さんはじめ、たくさんの人がポイポイしています(苦笑)。
私のできることは、海に流れるゴミをちょっぴり減らすこと♪ 改めて、陸ゴミをコツコツ拾って、素適な地球環境に、ほんのちょこっとだけ貢献します♪
そして、死と隣り合わせの体験をしたと考えると、今回の14000円のダイビング体験は貴重な体験でした♪ 皆さんも、臨死体験手前のダイビングを、不親切なダイビングショップを探して体験してみると、面白いかも知れません(苦笑)。
命の愛おしさ、それをつくづく感じることができて、私にとっては一生忘れられない体験になりました♪ そう考えると、ドエスなお姉さんに心から感謝ですね♪♪ ありがたいなあ♪
No Gomihiroi, No Life♪I love myself♪
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コメント
2 replies on “人生初体験のダイビング体験♪のはずが・・・。”
ゴミ拾い仙人吉川充秀 様
今回のドエスのダイビング体験で、スゴイリアルな体験をしたのですね。色々な感情が込み上げる中でも、恐怖や負の感情に溺れるだけでは無く、最後にはユーモアを交えた捉え方が素適過ぎます♪
ご機嫌を上手く調整する、柳のようなココロがスゴイです。また、このようなドエス体験みたい状況があったら、是非アップして貰えると嬉しいです♪
ドエス体験、素適な体験になりました♪♪
体験中は、不機嫌になることもありますが、体験を終わってみたら、「貴重な体験」ですね(笑)。