ANAの「上級会員」になった気持ちとは?

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昨日、SFCカードが届きました♪ 

SFCカードとは、スーパーフライヤーズカードの略です。航空会社のANAが発行しているステータスカードです。ANAのゴールドメンバーのプラチナ会員になると、このカードを発行する「権利」が与えられます。そして、一度このSFCカードを発行すると、このクレジットカードを更新し続けることで、ANAのゴールドメンバーのプラチナ会員のステータスの多くを、一生涯、引き継ぐことができるようになります。このステータスが欲しくて、「マイル修行」をする人もいるほどです。ANAの航空マイルの「プレミアムポイント」を効率よく稼ぐために、日帰りで、東京と那覇を往復したりします。もちろん、私はしていませんが(苦笑)。

私は元々、ポイ活などに無頓着だったので、マイレージなども、ほとんど興味を持たずに過ごしてきました(笑)。ところが、今年から、毎月のように海外に行くようになり、あるとき、航空カウンターで、航空会社の人から言われました。

「お客様、マイルのプレミアムポイントがたくさんたまっているので、このペースで行けば、年内に、プラチナ会員になれると思いますよ。」

そこで、「ステータスのある会員になる気分はどんなものか」というのを、体験してみたくて、あえてマイレージがたまる生活を送ってみました(笑)。実験消費ですね♪

マイレージや、プレミアムポイントを貯めるには、現金は厳禁です(苦笑)。ANAのマイレージやプレミアムポイントがたまりやすいANAカードを発行して、そのカードで航空券を買ったり、お買い物をする必要があります。早速、アメックスのゴールドカードを作って、支払いを現金メインからクレジットカードに実験してみました♪

「吉川さんは、『自分で自分の機嫌をとる習慣♪』で、クレジットカードやPayPayなどの、お得な支払いをしないって、書いてあるじゃないか! 言っていることと、やっていることが違うじゃないか!」と言われそうですね(笑)。

私は、あくまで「実験」をしています♪ ポイントを貯める人の気持ち、合理的行動を取る人の気持ち、そしてクレジットカード会社、航空会社に操られる心持ち・・・そんなものを体感したくて、この半年ほど、クレジットカード払いをあえて増やして、マイルを貯め、「上級会員」になるための「努力」をしてみました。

「上級会員」になると、いろんな「メリット」があります。

・チェックインカウンターでは、ビジネスクラス扱いになるので、長蛇の列に並ばずに済む

・荷物のチェックの保安検査場でも、優先レーンを使える

・ANAラウンジ、スターアライアンス系の航空会社のラウンジを使える

・飛行機に搭乗するのも、上級会員は優先して乗れる

・預けた手荷物は、優先で速く出てくる

・家族会員カードを作れば、家族も「上級会員」としてほぼほぼ同じメリットを享受できる・・・

などなど、「特別感」を感じられるタイミングがたくさんあります。そして、この「特別感」がまたやみつきになります(苦笑)。そして、一度この「特別感」を味わうと、このステータスを失いたくなくなるので、マイレージを貯めること、プレミアムポイントを稼ぐことに「執着」するようになります。

さらには、プラチナ会員の上には、ダイアモンド会員が用意されています。「ANAラウンジ」ではなくて、「ANA SUITEラウンジ」を使えるようになります。響などの高級アルコールが飲み放題になります(笑)。

もはや、「もっともっと!!!」のモアアンドモアの象徴ですね♪ そして、ビジネスの設計としては、こういう「特別感」を感じられるステータス会員を作ることは、マストです。ところが、逆に、過度な特別感は、「上級会員」とそれ以外のように、過度な比較を作ります。そして、その「比較」は、私たちの心に荒波を作ります。

比較をするほど、「優越感」を感じるようになります。また、逆に「不足」が目立つようになります。「まだまだ上がいる」と、心が穏やかでなくなります。

改めて、「誰かが意図的に作ったステータスの基準」であることを認識して、「自分で選んで、意図して、このステータス遊びをしている」という俯瞰する。すると、「上級会員ごっこを遊んでいる自分」を客観的に見て、のめり込みすぎずに、遊びの一環として捉えることができるようになるかもしれません。

ポイ活も一緒ですね♪

「星の島のにゃんこ」というゲームを8歳の子供と時々遊んでいます。

このゲームも、ANAの上級会員と同じ論理です。ゲームにはポイントがあります。そして、うまくなるほどレベルが上がります。そして、レベルが上がるほど、いろんな恩恵を得られるようになります。そして、その恩恵にたくさん預かりたくて、たくさんの時間を使って、ゲームに没頭します。

「ゲームを楽しんでいる」のか、それとも、「ゲームをさせられているのか」、わからない状態にさせられていきます(笑)。

「マイル修行」のように、ゲーム自体が、ポイントを稼ぐための「ポイント修行」になりがちです。本来、人生は楽しむためにあるはずですが、いつの間にか、人生が苦行と化していく・・・のかもしれませんね(苦笑)。

私も、「上級会員」として、空港では恩恵を被ることが多いのですが、「上級会員」以外は、「平民」なんて言われます。「平民」から抜け出したくて、「上級会員」になりたがる。そして、それが航空会社の術中です(笑)。

さらには、人生もそうかもしれませんね。まさに、上級会員とは、「ピラミッド社会」を象徴するステータスです。私は、まぁるい社会を標榜していますが、こんな「ピラミッドのワナ」にはまると、抜け出せなくなり、一生をあくせくピラミッドの上のほうに行くために、多くの時間を使うことになるかもしれません。

「遊び」と思って、「自分はピラミッドの遊びを楽しんでいる」と割り切って、俯瞰して遊ぶのは素適ですが、ピラミッドを登ることが人生の目的になると、「何のために生きてきたのだろう???」と、人生のある時点で気付いたときに、むなしさを感じるのかもしれませんね。

ステータス遊びも楽しいですが、人生自体を、今を、楽しむ♪

今をとことん楽しむほうが、上機嫌に心は振れやすくなるかもしれませんね♪

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コメント

4 replies on “ANAの「上級会員」になった気持ちとは?”

俯瞰と実験ありがとう♪

生きてる間の道草を愉しみます〜

来年も遊べますように♪

おはようございます♪

一般人の私でも、上級会員やステータスなど特別扱いされる機会があると気持ちよく、優越感に浸ってしまいます。笑
ステータスが下の人に優越感を感じる一方で、上のVIPクラスに劣等感を感じますね。
まさにピラミッドにハマっています。笑

吉川さんは経営者という立場上、そういった機会が多いと思いますが、一歩引いて俯瞰して見られていて悟ってるなぁと思いました♪

ステータスに執着すると自由が減って3Gの世界に行きそうですね。
満足のバーを下げる、今を楽しむということが大切だと再認識しました♪

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